Wi-Fiを使用した防犯カメラを利用している際に、よく問題として挙がってくることとして「映像が映らない」「電波が飛んでいない」などがあります。確かにWi-Fiの防犯カメラは便利ですが、電波に左右されてしまうことがあります。そこで今回は、Wi-Fiの防犯カメラが繋がらない時の原因とその対処法、そしてWi-Fiの防犯カメラのメリット・デメリットについてご紹介します。
Wi-Fiで使える防犯カメラについて
Wi-Fiで使える防犯カメラとは「Wi-Fiを利用し、無線でインターネットに接続できるカメラ」のことを指します。Wi-Fiで使えるカメラは、「無線カメラ」「ワイヤレスカメラ」ともいいます。
Wi-Fiの防犯カメラは、スマホや専用モニターとの同期が簡単であり、カメラ本体や専用モニターにカードを差し込むだけで録画が可能です。また、遠隔で映像を見ることができます。
Wi-Fi対応のカメラは屋内用と屋外用のものがあります。屋外にカメラを設置して、受信機が7インチ〜10インチのモニターとカメラが連動しているのがワイヤレスカメラでは一般的です。
防犯カメラが繋がらないときの原因と対処法
Wi-Fi対応の防犯カメラでは、Wi-Fiの電波が届いていないと画面が真っ暗になって見えなくなってしまいます。屋内にカメラを設置している場合は電波も安定して映像も鮮明に映りますが、屋外だと上手く反応しないことが多いです。中には、買う際に300メートル先まで届きますと書いてあったとしても、壁を2つ挟んだだけで電波の届く距離が10メートルになることもあります。注意事項の欄には「設置状況による」ということが書いてあるので、つけてみて映らないというケースもあります。
ネットワークエラーの原因として、
「カメラから電波が飛んでいない」
「近所の人の無線カメラの電波が干渉しあって映らなくなる」
「安いカメラの場合、屋外に設置すると本体の防水が弱い」
「合金やステンレスのビスを使っていないので、錆びてきて不具合が起きやすい」
というものがあります。これらの原因に該当していないか一度確認をしてみましょう。
また、Wi-Fi環境が原因で繋がらないと考える人もいらっしゃるかと思います。ペットを見守る用のカメラや置き型のカメラは住宅のWi-Fiを使用して動いています。
しかし、屋外につけるようなWi-Fiのカメラ本体にアンテナがついていて、モニター付きの受信機があり、それが各々電波を飛ばしているので、無線カメラは住宅のWi-Fiとは関係がないです。また、通販で売っているような無線カメラは住宅のWi-Fiを使用していないものが多いので、Wi-Fi環境は関係がないことが多いです。
カメラに繋がらない時の対処法としては、
「モニター付き受信機とカメラの距離を近づける」
「中継機を増やしたり新たに買い、電波を飛びやすくする」
「無線カメラではなく、有線のカメラを設置する」
というものがあります。繋がらない原因によっても対処法は異なるので、この対処法は一例としてお考えください。
ワイヤレスカメラのメリット
ワイヤレスカメラを利用する大きなメリットとしては、工事を行わなくてもよく、自分で買ってコンセントに繋ぐだけで設置できるというものです。気軽にカメラを設置することができるので、安くカメラをつけたい人にはおすすめです。
また、カメラとモニターの間に配線が不要になるため、ケーブルの準備をしたり配線ルートを確保したりする必要がなく、配線が難しい場所や高所などにも簡単に設置することができるのもメリットです。
ワイヤレスカメラを設置する際の費用感としては、住宅のWi-Fiと連動して、受信機がないカメラは1万円もしない程度で購入できます。これはペットを見守る置き型タイプのカメラに該当します。カメラが電波を飛ばすタイプに関しては、4台セットで3万円前後で購入できます。これは屋外に設置するタイプのカメラに該当します。
ワイヤレスカメラのデメリット
では、ワイヤレスカメラのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。デメリットとしては、家の中ではよく映るが、屋外に設置すると電波の受信が不安定になってしまうことが挙げられます。
また、高画質映像の伝送ができないデメリットもあります。ワイヤレスカメラは2.4GHz帯という種類の周波数を使用していて、法律で通信速度が制限されています。
他にも、先ほど繋がらない理由としても挙げたように、カメラとモニターの間に壁や干渉物があると伝送距離が短くなることもあります。
周囲の電波状況では電波干渉してしまうこともあるため、設置できる場所が限られている場合もあります。
無線カメラと有線のカメラどちらがおすすめ?
安いカメラを付けたい、無線カメラを付けたいというお客様はいらっしゃいますが、前述したとおりトラブルも多いためあまりおすすめはしません。
メーカー保証を使おうと思っても担当の方が外国人でメールのやり取りに苦労したケースや、故障しているカメラの交換をお願いしたが、3ヶ月送られてこなかったなど……
実際に、無線カメラを買って設置したばかりでも映らなくてトラブルになったケースがあります。
当社では有線のカメラの販売から設置までを行っています。外壁に穴を開けたくないなどの理由で無線カメラを検討している方もいらっしゃるかと思いますが、当社では穴の開けない施工が可能です。防犯カメラ選びで失敗のしたことのある方はぜひスリーボーダーまでご相談ください。
当社の特長について詳しくはこちらをご覧ください。