防犯カメラを建物や住民の安全のために、設置することが増えてきていますが、いざ確認してみると画像がぼやけてしまっていたという経験はありませんか?カメラ自体に原因があったり、設置場所が悪かったりと様々な理由が考えられます。

そこで今回の記事では、防犯カメラがぼやけてしまう場合の原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。

防犯カメラがぼやける理由

―レンズの汚れ

防犯カメラがぼやけてしまう原因のひとつは、レンズ自体が汚れてしまっているという場合です。特に安いカメラほど汚れが付きやすくぼやけてしまいがちです。また、湿気や結露により水滴がレンズの前についてしまってぼやけてしまったということも考えられます。レンズの表面だけではなく、カメラ本体の隙間から水が入ってしまう場合もあります。クモの巣が張っている可能性もあります。

最近は減りましたが、特にハウジング型と呼ばれるボックスの中に入っているカメラは、経年劣化により、中に水が入ってしまいます。中に入ってしまっているので、外側を拭いたとしても効果はありません。中を拭けばよいのですが、少し面倒な作業になってしまいます。

また、最近ではハウジング一体型と言ってボックスにカメラが入っていないものが多いですが、それでも汚れや水滴で映像がぼやけてしまう可能性があります。

 

―ピントが被写体に合っていない

こちらは先ほどの外的な要因とは違い、設置時の問題です。防犯カメラの中にはピントを自動で合わせてくれるものと、手動で合わせなければいけないものがあります。そのため5m先のものを見たいにもかかわらず、10m先にピントが設定されていると映像はぼやけてしまいます。

レコーダー側から自分でピントを合わせられるものを選んでおくと便利でしょう。後からピントを変えたいときにも簡単です。一方、カメラの蓋をはずして設定を変えないとピントを変えられないものもあります。こちらの場合は業者に設定してもらう必要性があります。

カメラは壁に設置したからOKというものではなく、どこにピントを合わせるかまで考えて設置しなければいけません。一般的には、設置した業者がピントが合っているかを確認してくれますが、その確認をしていなかったり、カメラを設置するだけで完了してしまったりする業者も中には存在しています。そのため、カメラ設置後に映像を見てみると撮りたい箇所がぼやけているなどとトラブルになってしまうこともあるでしょう。

特に、激安のカメラはもともとピントを合わせる機能がなく、壁に設置して終わりとなるケースがほとんどです。幅広く撮れていればいいと考える人には良いですが、しっかりとピントを合わせて撮りたいものを撮るには激安のカメラはおすすめしません。

 

―逆光

太陽光が直接当たる場所に防犯カメラが設置されていると、黒とびや白とびといった現象が起こる場合があります。ふつうのカメラでも起こるように、被写体と背景の明暗差が大きすぎた場合、映したいものが黒くなってしまうのです。

ぼやけている時の対処法

―レンズを拭く

最も多く考えられる原因はカメラの汚れです。1か月もすれば汚れは溜まってしまいますし、外に設置している場合は砂埃もつくでしょう。クモが巣を張っているかもしれません。レンズの掃除の仕方は簡単です。まず、汚れを専用の機械を使って風で吹き飛ばします。小さな砂埃などは、そのまま拭いてしまうとレンズに細かい傷がついてしまいます。それを防ぐためにもまずはホコリを吹き飛ばしましょう。そして乾いた柔らかい布などのクリーナーでふき取りましょう。眼鏡ふきやスマホの画面を拭ける布などでも代用可能ですが、専用のものを使うとよりきれいになるのでおすすめです。専用のクリーナーもあるので買ってみると良いでしょう。

また、カメラが曇ってしまうのは、曇り防止剤をレンズに塗ることで改善することが期待できます。眼鏡用でも代用できますが、レンズのためにも専用のものを買う方が良いでしょう。

 

―カメラの設置位置を調整

逆光であるだとか、異物が映り込んでいるだとか、原因が分かりきっているものは改善が簡単です。逆光の場合はカメラの角度や位置を改善することでうまく映るようになるでしょう。特に、時間帯によって日が当たってしまうところに設置したい場合は、空が映らないように、カメラを下向きにしましょう。防犯カメラの中には逆光でもきれいに映すことができる性能を備えているものもあります。場所によってはそういったものを購入することも検討した方が良いかもしれませんね。

また、クモの巣や木の枝葉等の異物が映り込んでいる場合はそれらを取り除きます。

 

―カメラの再起動

スマートフォンの不具合が再起動によって直ることがあるように、カメラも一時的な不具合は再起動によって直る場合があります。再起動しても直らない場合は他の原因を探しましょう。

 

カメラの修理や交換が必要な時は?

どのような状態の時に修理や交換を検討すべきなのでしょうか?

まず、カメラ本体に水が入ってしまっていて、レンズが汚れている場合です。外気の湿気や気温差でレンズの結露が繰り返されると、内部にカビが生えてしまうことがあります。そのような内部の汚れは素人では取ることができません。業者に修理を頼んだり、買い変えたりするのをおすすめします。また、ピント調整機能が故障してしまった場合も修理や交換のタイミングです。もし安いカメラであるためにピントが合っていないのであれば、修理をするよりも買い替えた方が長期的に見てもお得でしょう。また、基本的に防犯カメラの寿命は5年程度です。それよりも古いものは本体ごと交換する方が良いでしょう。

 

まとめ

防犯カメラの映像が不鮮明だということに何かあってから気づくのでは間に合いません。日々の確認と、定期的な掃除をきちんと行いましょう。

買い替えや修理をお考えの方はぜひスリーボーダーまでご相談ください。

 

お問い合わせはこちらまで!

↑ ページTOPヘ